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東戸塚田園眼科クリニック
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田園通信

2023年10月29日 [眼科 東戸塚]

糖尿病と目の病気【後編】

東戸塚田園眼科クリニックです。

前回の田園通信では、糖尿病という病気について
その原因と症状、治療についてお話ししました。

糖尿病の治療の目的は血糖コントロールでした。
そして、最近は優れた内服薬が増えており、
血糖コントロールが良くなっていることもお伝えしました。
※前回の記事はこちら
後編では、血糖コントロールとともに、
糖尿病の身体への影響をモニターして管理することが
もうひとつ大切な目標であることをお話しします。

〜糖尿病の治療が遅れるとどうなるのか?〜
糖尿病に気がつくのが遅れたり、治療を受けなかったり、
治療が不十分で高い血糖値が続いたら身体にどんな影響が出るのでしょうか?

高血糖が続くと、細い血管が多い臓器、
主に目の網膜、腎臓、末梢神経に怖い合併症が出て、
いろいろな大切な機能を失うリスクが高まります。 

目の網膜:糖尿病網膜症 ➡ 視力障害(失明)
腎臓:糖尿病腎症 ➡ 腎機能低下(透析)
末梢神経:糖尿病神経障害 ➡ さまざまな機能障害、異常感覚、足の壊疽(切断)


これを糖尿病の三大合併症と言います。
どれも生活に支障が出てしまうので
QOL(Quality of Life; 生活の質)を著しく下げます。

このなかで、目に関する合併症の糖尿病網膜症は、失明原因の2位といわれています。

〜糖尿病と目の関係性〜
専門的な話になりますが、なぜ糖尿病で失明するリスクがあるかというと、
高血糖が何年も続くと網膜の毛細血管が消失し、
代わりに硝子体出血や増殖反応などの異常を引き起こしやすい新生血管が生えてしまうからです。
これを「増殖糖尿病網膜症」といいます。

失明まで至らなくとも、網膜の中心部にある黄斑がむくむ「糖尿病黄斑症」が起きると、
ものが歪んで見えたり、視力障害が起こります。

このような重症な糖尿病からくる目の病気の治療は、苦労が多いうえ、
元通りの視力には回復しにくいのが現状です。

そのため大切なことは、糖尿病と診断されたら
自覚症状がなくても定期的な眼底検査を受けることです。
早期発見、早期治療するほど治療を軽減したり、視力が回復しやすくなるからです。

そしてそれ以上に大切なことは、糖尿病と診断されたら、
ここでお伝えした合併症が将来起きるリスクを少しでも減らすために、
糖尿病の正しい知識を身につけて、血糖値を安定的にコントロールすることです。

3大合併症の予防こそが糖尿病によるQOLの低下を防ぐ方法なのです。

自分の目で見て、自分の足で歩いて、自分の腎臓で血液をきれいに保つという
当たり前に行ってきたことを守るのが糖尿病の治療の目標になります。
少しでもお困りのことがありましたらクリニックへお越しください。
定期的な眼底検査のご案内など、医師より詳しくご説明させていただきます。

糖尿病と目の病気【前編】
目の病気について知る
当院での検査について/糖尿病
当院での検査について/糖尿病網膜症
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