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東戸塚田園眼科クリニック
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田園通信

2023年10月21日 [眼科 東戸塚]

糖尿病と目の病気【前編】

東戸塚田園眼科クリニックです。

連日暑さの続いた残暑がうその様に、朝晩が冷える季節になりましたね。
スーパーの売り場にも栗、なし、ぶどう、里芋、サンマなどが並び、まさに食欲の秋を感じます。

さて、美味しいものに目がないのは誰しものことと思いますが、食べ過ぎは生活習慣病の原因になります。

年齢とともになりやすく、目とも関係が深い生活習慣病に「糖尿病」があります。
40歳以上の3人に1人が糖尿病、または糖尿病予備軍であることが明らかになっています。

緑内障
糖尿病は、困ったことに初期には自覚症状がなく、次の症状が出たらかなり血糖値が高くなっています。
・喉が渇く
・水をよく飲む
・尿の回数が増える
・食べているのに体重が減る
・疲れやすい

検診で早期発見することが重要です。

糖尿病を招きやすい生活習慣には、以下のようなものがあります。
・高脂肪食や甘いもの食べ過ぎ
・運動不足
・ストレスを高く感じる、不規則な生活
・アルコールの飲み過ぎ
・食習慣の乱れ(食事を抜く、食事をする時間がバラバラ、間食が多い)
・栄養が偏っている


家系に糖尿病の方がいる方で、このリストにあるような生活習慣に心当たりがある方は要注意です。
逆にいうと、糖尿病になりやすい人でも、生活習慣に気を付けることで予防ができます。

さて、糖尿病になったらどうすればよいのでしょうか?
それは、生活習慣を改善するとともに、内服薬を用いて血糖値を少しずつ下げて正常値に近づけます。
つまり、血糖コントロールが治療の目的になります。
以下のような治療が中心になります。
糖尿病治療〜血糖コントロール〜
@食事療法
A運動療法
B内服治療
Cインスリン治療

※@A:適切な食事療法や運動療法だけで治療が可能な場合

最近は優れた内服薬が増えており、血糖コントロールが良くなっています。
内服薬が必要な段階で、より早期に治療を開始するためにも
繰り返しになりますが「糖尿病の早期発見」が重要になります。
秋の味覚も、栄養のバランスを考えながら楽しんでいただければと思います。

(後編のご案内)
糖尿病は、目ととても関係の深い病気になります。
血糖コントロールに加えてもうひとつ大切なことは、糖尿病網膜症など糖尿病の身体への影響を管理することです。後編では糖尿病網膜症を中心に、「糖尿病から身体の機能を守る方法」についてお話ししたいと思います。

※目の病気について詳しく知りたい方は、下記のページもご覧ください。
主な目の病気について
糖尿網膜症/日本眼科学会

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