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東戸塚田園眼科クリニック
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田園通信

2021年05月21日 [眼科 東戸塚]

デジタル機器と子どもの視力低下

東戸塚田園眼科クリニックです。
関東地方では今のところまだ梅雨入りは発表されていませんが、曇りがちのすっきりとしない日が続いています。明日からはしばらくお天気が良いようなので、梅雨入り前の貴重な晴れ間を有効に使いたいものです。
さて皆さん、「GIGAスクール構想」という言葉をご存知ですか?これは令和元年に文部科学省から発表された義務教育段階の全ての児童生徒に一人一台のパソコンやタブレット端末を配備、活用する環境を整えるという取組みです。昨年来のコロナ禍の影響もあり当初の予定が前倒しされ、今年の4月からは全国ほとんどの小中学生に順次一人一台のデジタル端末が配布され、授業での活用が始まっているようです。令和時代のスタンダードとして始まった取組みですが、授業での端末使用に加え家庭でもスマホに親しむ子ども達が多く、デジタル機器を使う機会が増え目への影響を懸念されている保護者の方も多いのではないでしょうか。近年、世界的に子どもの近視は増加傾向にあり、特に身体の成長が著しい小中学生の頃は視力低下が進行しやすいと言われています。5月下旬のこの時期は、当院でも学校での視力検査に引っかかった子ども達がたくさん受診されるのですが、コロナ禍の影響もあるのか短期間で大幅に視力が低下してしまったケースが少なくないように思われます。
子ども達の目を守るために、普段からデジタル機器を使うときには「姿勢を良くし端末から30cm以上離す」「30分に1回20秒以上遠くを見る」「寝る1時間前には画面を見るのをやめる」などの基本的なことに気をつけ、ゲームやスマホの利用時間を決めるなど、どうすれば目への負担を減らせるかをそれぞれのご家庭で話し合うことが大切だと思います。


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