緑内障・子どもの目・眼精疲労なら横浜の東戸塚田園眼科クリニック。

東戸塚田園眼科クリニック
  • 045-820-3813
  • 横浜市戸塚区品濃町513-7

田園通信

2023年02月17日 [眼科 東戸塚]

洗眼液の正しい使い方

東戸塚田園眼科クリニックです。
先日は10年に1度の大寒波がやってきましたね。地域によっては大雪による被害が出たところもありました。これからもまだ寒さの厳しい日が続きます。今のうちに積雪や寒さへの対策をしておくのもよいかもしれません。
さて今回は洗眼液の使い方についてのお話です。目にゴミが入った時など、洗眼液を使ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まもなくやってくる花粉のシーズンには、外から帰ったら目を洗いたい!と思う方も多いと思います。目の中に異物が入った時に目を洗うというのは有効で、花粉症でも目を洗うことは一時的にかゆみを軽減する等の効果が期待できます。しかし手軽に使える洗眼液ですが使い過ぎはかえって目に良くないと考えられています。洗眼液は目の表面や目の中にある汚れを取り除くと同時に涙の成分も一緒に洗い流してしまいます。涙には目の表面を守るための大切な成分が含まれています。そのため洗眼し過ぎると涙の層のバランスが崩れてしまい、目に悪い影響を与えてしまうおそれがあります。洗眼するとスッキリすると感じるため、目がショボショボするというような症状がある方で1日何回も洗眼を繰り返している場合は、それが角膜の状態を悪くしてしまっていることもあります。またカップ式の洗浄器具は目の周囲についている汚れなどが洗眼液の中に浮遊して目の中に入ってしまうこともあります。洗眼液は目の洗浄には使えますが治療をするものではありません。ゴミが入っているだけだと思っていても実際には目の炎症を起こしていたり何かの病気にかかっていることも考えられます。目の違和感やかゆみが続く時はセルフケアに頼らず早めに眼科を受診し、医師による正しい処置を受けるようにしましょう。

PageTop