緑内障になるとどうなるの？｜東戸塚の緑内障なら当クリニックにお越し下さい。

日本国内において、緑内障は中途失明原因の1位であり、緑内障になったのに放置していると、徐々に視野が狭まり失明に至ることもあります。
緑内障は進行性の病気であるため、放置していると悪化していきます。ゆっくりと視野が狭まっていき、視野が欠如した部分はぼやけるようになります。
ただし、失明までにはかなり長い年月がかかることがほとんどで、実際に失明にまで至るケースはそれほど多くありません。緑内障がまだ軽度な状態で治療を開始できれば、視力障害の進行や失明に至る可能性を大きく抑えることができます。
緑内障の初期は自覚症状がないため、悪化するまで気付きにくいという特徴を持っています。緑内障の多くは、徐々に視野が欠けていく慢性緑内障ですが、急激に眼圧が上昇する急性緑内障もあります。
急性緑内障を発症すると、眼の痛みや充血、頭痛や吐き気など激しい症状が伴います。視力障害が急速に悪化していくため、早急に治療を受ける必要があります。
緑内障は失明も引き起こす怖い病気ですが、発症しても自覚症状が現れず、寿命を迎える方も大勢いるようです。かといって、自分がその中に含まれるとは限らなく、一度欠如してしまった視野の改善は今の医学では難しいので、早期発見に努めることをおすすめします。
初期の状態で治療を始めるのと、症状が進んだ後期の状態で治療を始めるのとではその後の視力状況が大幅に変わります。緑内障は珍しい病気ではないため、異常がなくとも眼科で定期検診を受けることを推奨します。
緑内障は高齢者に多い病気ですが、20代や30代でも緑内障を発症することがあります。若いからといって、失明までの期間に違いはありません。
40代以上になると、20人に1人の割合で緑内障を患っているというデータがあります。そのため、40歳を超えたら早めに眼科で健診を受けましょう。とにかく、緑内障による失明を防ぐには、症状が軽症なうちに発見して早急に治療を開始することが重要です。
緑内障の治療は改善するためではなく、進行を抑制するための治療となります。
緑内障の治療は、点眼治療が基本です。点眼薬の種類は複数あって、基礎疾患や生活スタイルに合わせて医師が適切に種類を選択します。
緑内障の状態によっては、点眼薬を2剤目、3剤目と追加して治療を進めていくこともあります。急性の眼圧上昇などでは、医師の判断で早急に眼圧を下げる目的で点滴を使った治療を行う場合があります。
点眼薬で効果がでない場合は、レーザー治療が行われます。特殊なレーザーを線維柱帯に照射し、房水の流れをよくすることで眼圧を下げます。
白内障手術でも、眼圧を下げる効果が期待できます。元々、隅角が狭い閉塞隅角緑内障の方や加齢に伴う水晶体の膨化で隅角が狭くなっている方などに対しては有効です。
緑内障手術が行われる場合もあります。緑内障手術には様々な術式があります。
緑内障を予防するには、とにかく定期的な眼科検診を受けることが大切です。一度緑内障と診断をされたら、症状を進行させないよう眼圧を下げることにより進行予防をしていきます。
緑内障になる原因は明確になっていませんが、食生活も緑内障と関りがあると考えられています。食事に関してはあまり過度に意識し過ぎることはないですが、健康的なバランスの良い食事を心がけることは、他の病気ならないためにも大切です。
目には、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類が良いとされていて、ミネラル豊富な食べ物の良いとされています。
カフェインの過剰接種や水分を一気に摂ることは、眼圧を上昇させる可能性があるので注意しましょう。
適度な運動は、眼圧を下げる可能性が報告されていて、健康維持にも有効です。おすすめなのが、ウォーキングなどの有酸素運動です。心拍数が上昇するほどの過度な運動や激しい筋トレなどは、眼圧が上がる危険性があるため緑内障の予防には向いていません。
飲酒や喫煙は、緑内障の原因になると考えられています。過度な飲酒は眼圧上昇や視神経障害につながり、喫煙は眼圧を上昇させて、白内障や加齢黄斑変性症などの他の眼疾患の発症リスクを高めます。