
緑内障になったら失明するって本当ですか?

祖父が以前白内障の手術をしたことがあって、祖父から白内障は齢をとれば多くの人がなる目の病気で、手術をすれば治るからたいしたことはないと聞いていました。
実際に、祖父も手術をしたら視界良好になったと嬉しそうに言っていたので、緑内障も手術をすれば誰でもよくなるものだと思っていました。
しかし、先日母の姉である叔母さんが緑内障になったことと、失明するかもしれないことを聞かされました。
母に白内障のように手術をすれば治る病気なのでは?と尋ねると、緑内障は白内障よりも怖い病気で、母もよく分からないけど最終的には失明するようだと聞かれました。
緑内障になったら失明するって本当なのでしょうか?さらに、人によっては突然失明することもあるとも言っていたのですが、そのようなことは本当に起きうるのでしょうか?
もしそうなら叔母さんのことが心配です。緑内障の治療方法についても知りたいので、それも含めてご回答いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

失明に至るケースは少ないですが早期発見が重要です
結論からお伝えしますと、緑内障で失明することはあります。緑内障は日本国内における中途失明原因の第一となっています。
緑内障になる人は運が悪いと考えている方も多いようですが、実は40歳以上では20人に1人の割合でなるのが緑内障で、決して珍しい病気ではないのです。
緑内障は、眼圧によって視神経が障害されて視野がだんだん狭くなる病気で、たとえ眼圧が正常範囲内であっても緑内障を発症している人はたくさんいます。
この病気の怖いところは、発症していても初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。視界が悪いと感じたときにはすでに病状が中期や末期であることも多く、目のサイレントキラーとも呼ばれています。
緑内障は中途失明原因の第一位と聞くと不安に感じる方も少なくないと思いますが、それだけ緑内障になる人が多いということでもあり、割合で見れば緑内障になって失明に至るケースは非常に少ないということが分かっています。
しかし、緑内障になって一度失われた視界は今の医学では元通りになることはなく、緑内障を治すこともできません。
一般的には緑内障になっても突然視野が失われるようなことはありませんが、稀に緑内障で突然失明してしまうこともあります。
原発閉塞隅角緑内障という緑内障のタイプでは、急性緑内障発作という発作を起こしてしまうことがあります。この発作が起きて放置してしまうと、数日で失明してしまうことがあるので、発作が起きたら一刻も早く眼科を受診して処置を受ける必要があります。
具体的には、目に激しい痛みを感じたり、頭痛が起きたり、吐き気がしたり、視界が霞んで見えたりした場合はすぐに眼科で診てもらいましょう。
頭痛が酷いので先に脳外科を訪れる方もいるようですが、頭痛に加えて目が痛かったり吐き気がしていたりするなら、目の病気を疑い先に眼科を受診しましょう。
緑内障は眼圧が高くなることにより視神経が障害され、視野がだんだん狭くなっていく病気であるため、眼圧を下げることで治療を行っていきます。
元々の視神経の強さに個人差があることから、医師の判断により患者ごとに目指す眼圧の値を設定したうえで治療を進めていきます。
眼圧は10〜20mmHgが正常値とされています。しかし、日本人には正常眼圧緑内障が一番多いため、たとえ眼圧が正常範囲内だとしても正常眼圧緑内障の場合は眼圧を下げる治療が必要になることも多いです。
慢性的な緑内障に対しては、点眼治療が基本的な治療法となります。緑内障の治療に使用される点眼薬には複数の種類がありますが、患者が抱える疾患や生活スタイルに合わせて、医師と相談をしながら適切な薬を選択していきます。
点眼薬は1日1回で済むようなものも多いですが、病状によって点眼薬を追加して治療をしていくこともあります。
急性緑内障発作などの緊急性を要する眼圧上昇に対しては、点滴して眼圧を下げることもあります。
点眼薬で治療できない場合は、レーザー治療や手術が行われることもあります。また、白内障手術では隅角を広げることができることから、急性緑内障発作を起こすリスクのある方に対しては白内障手術が行われることがあります。
緑内障手術でも、眼圧を下げることを目的とします。術式は「線維柱帯切開術(トラベクロトミー)」や「線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)」など様々で、状況に応じて術式を選択します。
緑内障を発症しても、すぐに手術が必要になることはほとんどありません。目薬による点眼療法やレーザー治療で行っても目標とする眼圧まで下がらない場合、最終的に手術を検討するという流れとなります。
緑内障は失明もしてしまう怖い病気ですが、早期に発見して治療を始めることで生涯にわたって視機能を維持することができます。緑内障は、早期発見・早期治療がとても大切です。
緑内障になる人は運が悪いと考えている方も多いようですが、実は40歳以上では20人に1人の割合でなるのが緑内障で、決して珍しい病気ではないのです。
緑内障は、眼圧によって視神経が障害されて視野がだんだん狭くなる病気で、たとえ眼圧が正常範囲内であっても緑内障を発症している人はたくさんいます。
この病気の怖いところは、発症していても初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。視界が悪いと感じたときにはすでに病状が中期や末期であることも多く、目のサイレントキラーとも呼ばれています。
緑内障は中途失明原因の第一位と聞くと不安に感じる方も少なくないと思いますが、それだけ緑内障になる人が多いということでもあり、割合で見れば緑内障になって失明に至るケースは非常に少ないということが分かっています。
しかし、緑内障になって一度失われた視界は今の医学では元通りになることはなく、緑内障を治すこともできません。
一般的には緑内障になっても突然視野が失われるようなことはありませんが、稀に緑内障で突然失明してしまうこともあります。
原発閉塞隅角緑内障という緑内障のタイプでは、急性緑内障発作という発作を起こしてしまうことがあります。この発作が起きて放置してしまうと、数日で失明してしまうことがあるので、発作が起きたら一刻も早く眼科を受診して処置を受ける必要があります。
具体的には、目に激しい痛みを感じたり、頭痛が起きたり、吐き気がしたり、視界が霞んで見えたりした場合はすぐに眼科で診てもらいましょう。
頭痛が酷いので先に脳外科を訪れる方もいるようですが、頭痛に加えて目が痛かったり吐き気がしていたりするなら、目の病気を疑い先に眼科を受診しましょう。
緑内障は眼圧が高くなることにより視神経が障害され、視野がだんだん狭くなっていく病気であるため、眼圧を下げることで治療を行っていきます。
元々の視神経の強さに個人差があることから、医師の判断により患者ごとに目指す眼圧の値を設定したうえで治療を進めていきます。
眼圧は10〜20mmHgが正常値とされています。しかし、日本人には正常眼圧緑内障が一番多いため、たとえ眼圧が正常範囲内だとしても正常眼圧緑内障の場合は眼圧を下げる治療が必要になることも多いです。
慢性的な緑内障に対しては、点眼治療が基本的な治療法となります。緑内障の治療に使用される点眼薬には複数の種類がありますが、患者が抱える疾患や生活スタイルに合わせて、医師と相談をしながら適切な薬を選択していきます。
点眼薬は1日1回で済むようなものも多いですが、病状によって点眼薬を追加して治療をしていくこともあります。
急性緑内障発作などの緊急性を要する眼圧上昇に対しては、点滴して眼圧を下げることもあります。
点眼薬で治療できない場合は、レーザー治療や手術が行われることもあります。また、白内障手術では隅角を広げることができることから、急性緑内障発作を起こすリスクのある方に対しては白内障手術が行われることがあります。
緑内障手術でも、眼圧を下げることを目的とします。術式は「線維柱帯切開術(トラベクロトミー)」や「線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)」など様々で、状況に応じて術式を選択します。
緑内障を発症しても、すぐに手術が必要になることはほとんどありません。目薬による点眼療法やレーザー治療で行っても目標とする眼圧まで下がらない場合、最終的に手術を検討するという流れとなります。
緑内障は失明もしてしまう怖い病気ですが、早期に発見して治療を始めることで生涯にわたって視機能を維持することができます。緑内障は、早期発見・早期治療がとても大切です。