緑内障って怖い病気なの?|東戸塚の緑内障なら当クリニックにお越し下さい。

東戸塚田園眼科クリニック
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Q

緑内障って怖い病気なの?

質問 先日父が還暦を迎えて盛大にパーティーをして、これからも元気でいて欲しいと家族や親族一同で願ったばかりでしたが、その後すぐに緑内障であることが判明しました。
以前から見え方に少し違和感を覚えていたみたいで、母からは早めに眼科で診てもらった方がよいと言われていたそうです。しかし、昔から大の病院嫌いである父は、たいしたことはないと言い続けて頑として病院には行かずにこのような結果となってしまいました。
私も家庭を持っていて今は両親と離れて暮らしているので、まだ父の詳しい状態については聞いていないのですが、母から緑内障は遺伝するみたいだから私にも一度眼科に行って診てもらった方がよいというアドバイスをもらいました。
私はまだ38歳になったばかりなので大丈夫だとは思うのですが、緑内障はそんなに怖い病気なのでしょうか?
遺伝すると言われたらやはり心配なので、怖い病気だとすればできることはしておきたいと思っています。緑内障にならないための予防法などがあれば、それも合わせてご回答ください。どうぞよろしくお願いいたします。
  • yajirusi
A

緑内障は失明につながる怖い病気です

緑内障は、日本国内では中途失明原因第一位であることから、とても怖い病気であると言えます。緑内障になると必ず失明するということではありませんが、放置していると徐々に視野が狭まっていき失明に至る可能性が高くなります。
緑内障は進行性の病気であり、すぐに失明するわけではなく、長い年月をかけて失明に至ります。失明させないためにはなるべく早く病気に気づき、治療を開始することが大事になります。そうすることができれば、視力障害の進行を抑えられ、失明する可能性を低くできます。
ただし、初期の頃は自覚症状がでないため、悪化してから眼科に駆け込んで手遅れになるというケースも少なくありません。
なかには急激に症状が進行する急性緑内障もあり、その場合は視力障害も急速に悪化していき、目に痛みを伴ったり頭痛や吐き気などの症状がでたりすることもあるので、早急に治療を受けなくはいけません。
これを聞いて緑内障を恐怖に感じる方も多いと思いますが、緑内障になっていても自覚症状がまったくでないで寿命を迎える方もたくさんいるという事実もあります。しかし、一度欠けてしまった視野を改善させることは困難なので、やはり早期発見を心がけて、定期的に眼科で診てもらうことをおすすめします。
何も症状がでていない初期段階で治療を開始するか、症状が進行してから治療を受けるかでは、視力を失う確率もその後の症状の進行具合も大きく異なるため、やはり眼科で定期検診を受けることはとても重要だと言えます。
残念ながら、今の医学で緑内障を完治させることはできません。緑内障の治療は、基本的に進行を遅らせることです。緑内障は眼圧が上がることが原因であるため、眼圧を下げる治療を行います。
症状が軽いうちは点眼薬や内服薬による薬物療法で対処し、症状が進行すればレーザ治療や手術が必要になります。
まだ若いから自分は安全だと思っている方も多いと思いますが、緑内障は20代や30代でも発症することがあります。
緑内障になる明確な原因は今のところ解明されていませんが、遺伝や強度近視、喫煙などは大きな要因になると考えられているため、心当たりのある方は若くても早めに検査を受けましょう。
現在38歳ということですが、緑内障患者は40代以上の5%、すなわち20人に1人は罹っているという結果が出ているため、他人事ではありません。特に親が緑内障であるなら、一刻も早く診てもらった方がよいと思います。
それに、目の病気は緑内障だけでありません。スマホやパソコンを毎日使用するのが当たり前になっている今の時代は、目に関することで悩まれている方もたくさんいます。少しでも目の状態が気になるなら、20代や30代でも定期検診を受けましょう。
とにかく、緑内障による失明を回避するには、症状が軽いうちに早期発見することが重要で、治療を早く開始しなければいけません。
ということで、緑内障の一番の予防法は定期的に眼科に行って検査を受けることですが、その他にもできることはいろいろあります。
緑内障の間接的な原因としては、目を酷使していることが考えられます。仕事なら仕方ないですが、意識的に目を休める時間を作ることは可能だと思います、日常生活ではなるべくスマホを見過ぎないことを心がければ、仕事で疲れた目を休められます。スマホやテレビの画面の明度を暗くすることも、目をいたわることにつながります。
眼精疲労を回復させるためにはマッサージも効果的で、近頃では目の疲れをとるいろいろなグッズが販売されているので、それらを上手く活用するのもよい方法です。
生活習慣を見直すことでも、緑内障の予防になるとされています。タバコを吸っている人は禁煙するのが当然ですが、バランスの良い食事を心がけて規則正しい生活を送ることも有効な予防策です。適度な運動も取り入れて、健康的な生活を送りましょう。

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