緑内障にならないためには何に気をつければよい?|東戸塚の緑内障なら当クリニックにお越し下さい。

東戸塚田園眼科クリニック
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Q

緑内障にならないためには何に気をつければよい?

質問 先日妻が緑内障と診断されてしまいました。妻は私よりも8歳年上で、昨年還暦を迎えました。
私も妻もバツイチで、お互いに前のパートナーとの間には子供がいなかったこともあり、バツイチ同士でもあまりしがらみもないし、この先はお互いに一人暮らしがもっと辛くなるなどいろいろなこともよく考えて3年前に再婚しました。
妻は実際の年齢よりもかなり見た目が若くて、私は反対に昔から実年齢よりも老けて見られてきたので、結婚したときも周りからよく私の方がかなり年上だと思われて、女性の方が寿命も長いので、最高のパートナーが現れたと私自身は思っていて、今のその気持ちは変わっていません。
妻は還暦を迎えても毎日精力的にウォーキングをしたり、週末にはジムにも通ったりしていて、美容にもかなり気を遣っていて、容姿に対しては人一デリケートになっていたこともあり、眼の病気になったことに対してはかなりショックだったみたいです。
それに見た目は若いけれども私と歳が離れていることも結婚する前から気にしていたので、自分が先に病気になったことによりショックを受けているようです。
まだ緑内障についての詳しい知識を得たわけではありませんが、それでもどちらかをいうと初期段階で、これからきちんと眼科に通って適切な治療を受ければ失明になる可能性は極めて低いということなので、その点については安心しました。
私も妻よりも若いとはいえ50歳を過ぎているので、いつ緑内障を発症するか分かりません。妻が万一のことになっても支えられるように、特に眼は大事にしなければいけないと思うのですが、普段の生活の中で緑内障にならないためには何に気をつければよいか教えてください。
  • yajirusi
A

規則正しい生活を送るように気をつけましょう

緑内障とは、視神経が障害されることにより視野が狭くなっていく病気で、そのまま放置していると失明に至る可能性が高いです。40歳を超えると20人に1人の割合で発症するため、かなり身近な病気であると言えると思います。
緑内障は、視神経が障害されることで発症することが分かっていますが、その詳しい原因についてはまだはっきり解明されていなため、確実に有効な予防法はありません。しかし、強度な近視や遺伝、服薬、生活習慣などの要素が絡んでいることは高い確率で予想されているため、生活習慣を見直すのも予防の1つだと言われています。
いずれにしても、40歳を過ぎると糖尿病などの生活習慣病になる可能性がアップするので、健康的な生活を送るようにして、心身ともにストレスを溜めないようにすることは、その他の病気の予防にもなります。
仕事が忙しくてあまり睡眠時間を確保できていない方は、意識的に十分な睡眠時間と休息をとるようにして、リラックスできる生活パターンを自分なりに組み立てましょう。健康的な生活を送るためには、バランスのとれた食事がとても重要なポイントになります。
喫煙は視神経の血液循環を悪くしてしまうので、タバコを吸っているならすぐに禁煙することをおすすめします。飲酒は適量なら構いませんが、飲み過ぎには気をつけましょう。
適度な運動を取り入れることも大事になります。運動をする習慣がないなら、意識的に歩くようにして、電車を利用しているなら一駅前で降りて歩く距離を多くするなどして工夫してみましょう。けっして過度な運動を行う必要はありません。
また、運動をして汗をかくと一時的にでも脱水状態となり眼圧が低下します。急激に多くの水分を摂ると眼圧が反対に上昇するので注意が必要ですが、運動をするときには適量の水分を摂取することも心掛けましょう。
緑内障は眼の病気なので、パソコンやスマホの使い過ぎにも注意しましょう。仕事でどうしてもパソコンなどを多用する方は、1時間おきに目を休めるようにしたり、意識的まばたきをしたりして目のケアを行いましょう。温かいタオルなどで目を温めるのも効果的です。
また、最近の研究では青菜類の摂取量が多いほど緑内障のリスクが低下するという結果が出ています。青菜類にはビタミンや食物繊維などの栄養素が含まれているので、他の病気の予防にも役立ちます。
このように、生活習慣を改善することは、緑内障の予防にはかなり効果的だと思われますが、何よりも大事なことは、定期的に眼科死診断を受けるようにして、万一のときの早期治療に備えることです。
残念ながら、緑内障は糖尿病などと同じように、一度発症してしまうと完治のできない病気です。進行を抑えることは可能ですが、発見が遅れると失明のリスクを高めてしまいます。
緑内障の初期の段階ではほとんど自覚症状が出ないため、かなり病状が悪化してから眼科にやってくる方も少なくありません。
40歳を超えたら、半年か最低でも1年に一度は眼科検診を受けることを推奨します。緑内障は若くてもなる病気なので、まずは今すぐに眼科で検診を受けてください。

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