高齢になっても緑内障にならないためにはどうすれば良い?|東戸塚の緑内障なら当クリニックにお越し下さい。

東戸塚田園眼科クリニック
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Q

高齢になっても緑内障にならないためにはどうすれば良い?

faq-visitor2 親友が緑内障になってしまい現在治療を続けています。
お互いに完全な高齢者ということで、還暦を過ぎてからは病院に行く機会もめっきり増えて、食事などにも気を遣ってはいたのですが、目の病気となるとそれだけでは防ぎようがないのでは?と思い質問させていただきます。
高齢者が緑内障にならないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
親友から緑内障になると糖尿病と同じでもう完治することはないと聞いて、怖くなりました。名前は知っていましたが、これまでどのような病気なのかも分かっていなくて、あらためて歳を取ればもっともっと気を付けなければいけないことがあることにも気づかされました。
緑内障にならならいための対処法があればぜひ実行したいと思っています。

  • yajirusi
A

規則正しい生活を送ることを心掛けましょう

緑内障というのは、一般的には眼圧が高くなることにより視神経が圧迫されて、視野が狭くなってしまったり部分的に見えなくなってしまったりする眼の病気です。
また、眼圧が高くならずに正常の範囲内だとしても緑内障を発症することがあり、これを「正常眼圧緑内障」と呼んでいます。
ほとんどの方は、眼圧が高くなっていることに気づかないまま検査を受けずに眼に異常を感じて病院へ行き、突然そこで緑内障であることを告げられます。それは、緑内障の場合は症状が進行するまで自覚症状が出ないからで、糖尿尿などと似ています。
糖尿病と突然診断される人の多くは、自覚症状がないため暴飲暴食などの不摂生を継続して、症状が進むと体のだるさや喉の渇きなどを感じ、病院に行くとそこで糖尿病になっていることを告げられるのが一般的な流れとなっています。
糖尿病と同じように、一度緑内障になってしまうとその後治療を続けても完治することはありません。緑内障になってしまった場合は、その後治療を続けていくことで、病気の進行を抑えることはできます。
これ以上視野を失わないためには、治療の継続は必須なのです。具体的には、視神経が障害されないように対策します。場合によっては手術も必要となりますが、まずは眼圧を下げる効果のある点眼剤を投与します。
緑内障は高齢者だけがなる病気ではありません。緑内障の疫学調査の結果によると、実に40歳以上の20人に1人の割合で緑内障になっていることが分かっています。
一度なると完治できない緑内障にかからないための一番の対処法は、早期発見することです。そのためには、定期的に眼科に通うことを推奨します。
緑内障の場合は、糖尿病などとは違って普段の生活で特別気をつけることはありません。あえて言うならあまり神経質になりすぎないで、心にも身体にもゆとりのある生活を送ることが、緑内障にならないための対処法と言えます。
そのためには、まず規則正しい生活とバランスのとれた食事を意識することをおすすめします。
ストレスを溜めないためには、十分な睡眠をとることが大事です。仕事が毎日忙しい人は、自分の好きな趣味などを生活の中に積極的に取り入れて、長い休みがとれたらゆったりと旅行を楽しむのも良い対策です。
健康な身体と心をつくるためには、偏りのないバランスのとれた食事をとるように心掛けましょう。
ストレスをあまり溜めないためには、飲酒も適量であればしても良いです。ただし、喫煙は視神経の血液循環を悪くしてしまうので、控えることを推奨します。
適度な運動をとりいれることにも意味があります。決して無理をする必要はなく、ウォーキングなどのライフタイルに合った運動を意識的に取り入れてみましょう。電車通勤している方は、一つ前の駅で降りて会社や家まで歩くという程度で構いません。
激しい運動をして汗をかくと、一時的に脱水症状となり眼圧を下げてしまいます。その状態から多量の水分をとると眼圧が上昇してしまうので、激しい運動の後で急激に水分を摂取する行為には注意が必要です。
どんなに気をつけていても、やはり歳をとると他の病気と同様に、緑内障になる可能性は高くなります。そのため、緑内障がどのような病気であるかを早めに理解して、通院による定期的な検査を実施するのが緑内障にならないための最善策と言えます。
しかし、それでも緑内障になってしまったら、治療を欠かさず継続させて、症状を抑えるようにしてください。
生涯続く治療を受ける病院も、緑内障患者にはとても重要な要素となります。
信頼できる医師がいる眼科を選び、分からないことがあればできるだけ早い段階でどんどん質問してください。どんな些細なことでも気になることはその場で聞いて解決しましょう。受診するときには聞きたいことをメモするなど工夫すれば、聞き忘れを防止できます。
治療を継続しても、長期的には視野障害が進行してしまうこともあります。そのようなときには家族にも協力してもらって、生活しやすい環境と整えましょう。

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